消費者金融比較

起債調整について

起債調整とは、社債発行に際し起債会が発行量、起債時期、起債銘柄、発行条件等を調整する慣行を指します。戦時経済の遺産として引き継がれてきた信用割当制度で、戦後の高度成長期には国債・地方債等公共債の発行を優先する一方、事業債については限られた長期資金を重要基幹産業に相対的に低利で優先配分する機能を果たしてきました。

 

90年代後半には、発行者が引受幹事会社と交渉して発行条件を決定することが主流となり、こうした慣行は実行されなくなりました。

 

資本コストとは、企業が外部資金を調達するに際し、支払わねばならないコストを指します。借入・社債発行による調達の場合には比較的単純で、金利と借入・社債発行に伴う各種コストの合計から税制上のメリットを差し引いたものが資本コストと考えられます。

 

一方、株式の場合、配当は金利と異なり事前にその支払い水準を約束するものでないため、資本コストの定義はより困難ですが、投資家からみた投資対象に対する要求収益率を、資本コストと考えるのが一般的です。

 

貸出・社債等に比較して収益の不確実性が大きく、リスクも大きい株式に投資する投資家は、低リスクである預金等の金利以上の期待収益率を求めるのが当然でるほか、配当は法人税支払い後の収益から支払われるため、収益率には法人税負担も考慮する必要があります。したがって、株式の資本コストは、借入・社債等の場合より高くなるのが通常です。