消費者金融比較

機関投資家

日本の機関投資家が、にわかに出現した大きな対米金利差に誘われたためか、あるいはそこに西ドイツに代えて日本資金を引き込むための米側の意図もあったのか。ギルピンらの観察を見るまでもなく、事実は後者に近かったと考えられます。

 

八〇年代に入って、ジャパン・マネーが米国国債の大規模な取得に乗り出した結果、新たに形成された日米間のマネー関係は、基本的には貿易関係の裏返しといえるものであった。

 

外国民間人によるアメリカ国債保有は、八一〜八五年間に六二〇億ドルも純増した(貿易商務省資料)が、これは西ドイツが手を引いている以上、実質的に日本の投資によるものと考えられる。他方、この期間の日本の経常黒字は、五年間の累計が約一二〇〇億ドルに及ぶ。

長期国債取得

つまり日本は経常黒字の約半分を、長期国債取得の形で安定的にアメリカに還流させていたことになる。この時期のアメリカが、日本をはじめ海外からの流入資金で経常収支の赤字を埋め、さらにその余剰分で自ら海外投資を実行していたということです。